ラッセル・インベストメント新たな長期オーナーを発表
ニューヨーク/シアトル, 2026-07-09 – グローバルな投資ソリューション・プロバイダーであるラッセル・インベストメントは本日、グローバルな投資会社であるB Capitalが主導し、California Public Employees' Retirement System(CalPERS)が参加する投資家コンソーシアム(以下「本コンソーシアム」)が、TA Associates(以下「TA」)およびReverence Capital Partners(以下「RCP」)からラッセル・インベストメントを買収することで合意したことを発表しました。
今回の取引は、ラッセル・インベストメントの運用資産残高(AUM)が4,160億米ドルを超え、過去2年間で既存事業ベースで15%を超える成長(オーガニック成長)を達成した節目に発表されるものです。
※以下は、米国時間2026年7月9日にラッセル・インベストメント(米国)のHPに掲載されたプレスリリースを翻訳したものです。原文はこちら。
ラッセル・インベストメントは90年以上にわたり、お客様に信頼される独立したパートナーとして事業を展開してきました。当社のオープン・アーキテクチャ・モデルは、パブリック市場およびプライベート市場を含む資産運用業界全体から最適な運用手法を組み合わせ、ポートフォリオ・ソリューションを提供しています。会社の次なる成長ステージに向けた共通のビジョンのもと、新たなオーナーは、長期資本に加え、高度なテクノロジーに関する知見と、変革を遂げる業界において次世代ビジネスを成長させてきた豊富な経験をラッセル・インベストメントにもたらします。
ラッセル・インベストメントの最高経営責任者(CEO)であるザック・バックワルドは、次のように述べています。
「人々が長期的に経済的な安心を築けるよう支援することは、現代における最も重要な課題の一つです。私たちは、長期的な投資の考え方と、それが人々の生活をより良いものにできるという信念を共有する世界有数の投資家の皆様とパートナーシップを結べることを大変嬉しく思います。お客様とともに、より多くの人々が、それぞれの目標の実現に必要な専門知識と投資ソリューションにアクセスできる未来を築いてまいります。」
本コンソーシアムの支援のもと、ラッセル・インベストメントは、テクノロジーの活用、さらなるカスタマイズ、高度な分析機能、そしてより幅広いアクセスを通じて、オープン・アーキテクチャ・アプローチをより多くの投資家へ提供していく計画です。また、優れた運用戦略を組み合わせた質の高いポートフォリオを大規模に提供するため、専門知識と運用能力への投資を継続してまいります。さらに、機関投資家向け運用受託サービス(OCIO)、ポートフォリオ・インプリメンテーション、パーソナライズド・ソリューションおよびモデル・ポートフォリオ、税効率を考慮した運用(Tax-managed investing)、ならびにマルチマネージャー・フレームワークによるセルフ・ダイレクテッド投資といった主要事業において、大きな成長機会があると考えています。
B Capitalの共同創業者兼共同CEOであるエドゥアルド・サヴェリン(Eduardo Saverin)氏およびラージ・ガングリー(Raj Ganguly)氏は、次のように述べています。
「革新的なテクノロジーに投資するグローバル投資家として、私たちは、資産運用業界の未来は、運用に関する専門性、お客様一人ひとりに寄り添ったサービス、そしてイノベーションが交わるところにあると確信しています。ラッセル・インベストメントは、OCIOや年金コンサルティングから革新的なインデックス、スマートベータに至るまで、常にお客様からの信頼を礎として業界を切り拓いてきた企業です。ザックをはじめとする経営陣およびチームの皆様と協力し、より高度なテクノロジーと、お客様との関係を重視した投資ソリューションを世界中のより多くの人々へ届けられることを楽しみにしています。」
CalPERSの副最高投資責任者であるアントン・オーリック(Anton Orlich)氏は、次のように述べています。
「ラッセル・インベストメントは、卓越した運用力とお客様へのサービスを基盤として、世界的に信頼される事業基盤を築いてきました。ラッセル・インベストメントと本コンソーシアムによるパートナーシップ、そして両者が共有するビジョンは、次世代の資産運用会社を築くための大きな機会になると考えています。当社は、革新的な投資ソリューションへのアクセス拡大、さらなる成長の加速、そして資産運用業界の未来を切り拓くラッセル・インベストメントの取り組みを支援できることを楽しみにしています。」
本取引の完了後も、ラッセル・インベストメントは、会長兼CEOのザック・バッククワルド、ならびにプレジデント兼CIOのケイト・エルヒローが率いる現在の経営体制のもと、独立した事業運営を継続します。また、当社のミッション、運用プロフェッショナル、およびお客様を担当するチームにも変更はありません。
TAおよびRCPにとって、本取引はラッセル・インベストメントへの投資の成功裏の完了を意味するものとなります。2016年の投資開始以来、TA、RCPおよびラッセル・インベストメントは、商品・サービスのイノベーションの推進、経営人材への投資、そして当社の成長の加速に向けて協力してきました。過去2年間、ラッセル・インベストメントは力強いオーガニック成長を実現し、上場している資産運用会社の競合各社を上回る成長を遂げています。
TAのマネージング・ディレクターであるトッド・クロケット(Todd Crockett)氏と、RCPの共同創業者兼マネージング・パートナーであるミルトン・ベルリンスキー(Milton Berlinski)氏は、次のように述べています。
「ラッセル・インベストメントは、世界トップクラスの人材と卓越した事業実績を有する、非常に優れた企業です。私たちは、このチームが築き上げてきた成果を誇りに思うとともに、今後のさらなる発展を大いに期待しています。」
本取引は、関係当局の承認の取得およびその他の通常のクロージング条件を満たすことを前提として、2027年第1四半期中の完了を予定しています。
B Capitalの財務アドバイザーはJefferies LLCが単独で務め、法務アドバイザーはRopes & Gray LLPが務めました。また、ラッセル・インベストメントのリード・フィナンシャル・アドバイザーはMoelis & Company LLC、フィナンシャル・アドバイザーはBofA Securities、法務アドバイザーはGoodwin Procter LLPが務めました。
将来予想に関する記述
本プレスリリースには、本件取引に関する将来予想に関する記述が含まれています。これには、本取引の実施時期および完了見込み、本取引により期待される戦略的・事業上・財務上の効果、ならびにラッセル・インベストメント、本コンソーシアム、B Capital、CalPERS、TAおよびRCPが、本取引完了後のラッセル・インベストメントの事業戦略、成長、テクノロジーへの投資、お客様への提供サービスに関して有する計画、期待および意図に関する記述が含まれます。また、ラッセル・インベストメントの経営体制、ミッションおよびチームの継続性に関する記述も含まれます。将来予想に関する記述は、一般に「見込む(anticipates)」「信じる(believes)」「予想する(expects)」「意図する(intends)」「計画する(plans)」「予定している(will)」「考える(sees)」「継続する(continues)」などの表現、またはこれらに類似する表現によって識別されますが、すべての将来予想に関する記述にこれらの表現が含まれるわけではありません。
これらの記述は、各当事者の現在の予想、見積もりおよび将来の見通しに基づくものであり、将来の業績を保証するものではありません。また、これらは予測が困難なリスク、不確実性および前提条件を伴うものであり、実際の結果は、明示または黙示された内容と大きく異なる可能性があります。これには、例えば、本取引が現在想定している条件またはスケジュールどおりに完了しない可能性、あるいは完了しない可能性、必要な規制当局の承認やその他通常のクロージング条件(お客様、ファンドまたはその他第三者から必要となる承諾を含みます)が取得または充足されないリスク、本取引の公表または完了までの期間がラッセル・インベストメントのお客様、従業員およびビジネスパートナーとの関係に及ぼす影響、本取引による期待される効果を実現できない可能性、資産運用業界および投資ソリューション業界における競争環境、ならびに一般的な経済、市場、規制および地政学的な状況などが含まれます。
本プレスリリースに記載されている将来予想に関する記述は、本プレスリリース公表日時点のものです。ラッセル・インベストメント、本コンソーシアム、B Capital、CalPERS、TAおよびRCPは、法令により義務付けられる場合を除き、新たな情報、将来の事象またはその他の理由により、将来予想に関する記述を更新または修正する義務を負うものではありません。
追加事項
本プレスリリースは情報提供のみを目的として作成されたものであり、有価証券の売付けの申込みまたは買付けの勧誘を行うものではなく、また、投資、法律、税務その他の助言を提供するものではありません。
本取引の完了は、関係当局の承認取得を含む通常のクロージング条件が充足されることを前提としており、本プレスリリースに記載された条件どおりに、または予定どおりに本取引が完了することを保証するものではありません。
About Russell Investments
ラッセル・インベストメントについて
ラッセル・インベストメント グループは、年金、金融機関および個人投資家など様々な投資家の皆様を対象に総合的な資産運用サービスを提供しています。 運用会社調査、資産運用、オルタナティブ投資、確定拠出年金、資産運用コンサルティング、売買執行管理など、提供サービスは多岐にわたります。弊社は、これら複数の運用サービスを組み合わせ、ポートフォリオレベルで投資家のニーズにお応えするマルチ・アセット・ソリューションをご提供しています。弊社のマルチ・アセット・ソリューションは、ポートフォリオ全体を俯瞰しながら、運用戦略をつぶさに分析することで、より多くの投資機会を発掘し、高い柔軟性とさらなる分散効果の向上を目指して構築されています。米国ワシントン州シアトルを本拠地とし、運用資産総額は約61兆円※1です。
日本においては1986年に東京オフィスを開設。現在、ラッセル・インベストメント株式会社を通じて各種サービスを提供しています。
詳しくはhttps://russellinvestments.com/content/ri/jp/ja/institutional-investor.html をご覧ください。
※1 2026年3月末現在 グループ合算 為替換算レート:159.09円/ドル、運用資産残高には、オーバーレイ運用を含みます。
B Capitalについて
B Capitalは、テクノロジーを通じて未来を切り拓く卓越した起業家とともに成長を目指す、グローバルなマルチステージ投資会社です。複数のファンドを通じて120億米ドル超の運用資産を有し、主にテクノロジー、ヘルスケア、エネルギー分野において、シードステージからレイターステージまでの成長企業への投資を行っています。2015年の設立以来、米国およびアジアの9拠点に展開する統合チームと、BCGとの戦略的パートナーシップを活用し、起業家が迅速かつ効率的に事業を拡大し、新たな市場へ進出するとともに、優れた企業を築くための付加価値の高い支援を提供しています。
主な投資先には、AIを活用した検索・回答エンジンを提供するPerplexity、低侵襲型ブレイン・コンピューター・インターフェース技術を開発するPrecision Neuroscience、AIによる数学的推論プラットフォームを提供するAxiom、次世代地熱発電を手掛けるFervo Energyなどがあります。詳しくは、同社ウェブサイトをご覧ください。
CalPERSについて
CalPERSは、米国最大の確定給付型公的年金基金であり、約240万人の加入者を有しています。1932年の設立以来、公的機関で働く州職員、教育関係者および地方公共団体職員の退職後の生活を支えてきました。1962年には医療給付サービスの提供も開始し、現在では150万人を超える加入者とその家族に質の高い医療保険制度を提供しています。
TA Associatesについて
TA Associatesは、収益性の高い成長企業の事業拡大を支援する世界有数のプライベート・エクイティ投資会社です。1968年の設立以来、テクノロジー、ビジネスサービス、金融サービス、ヘルスケアなどの主要分野において、560社を超える企業に投資してきました。豊富な業界知見と戦略的リソースを活かし、世界各国の経営陣と協力しながら、優れた企業が持続的な価値を創出できるよう支援しています。
これまでに累計650億米ドルの資金を調達し、ボストン、メンロパーク、オースティン、ロンドン、ムンバイ、香港の各拠点に160名を超える投資プロフェッショナルを擁しています。詳しくは、www.ta.comをご覧ください。
Reverence Capital Partnersについて
Reverence Capital Partnersは、①金融サービス分野に特化したプライベート・エクイティ、②ストラクチャード・クレジット、③不動産ソリューションの3つの相互補完的な投資戦略に注力するプライベート投資会社です。現在、170億米ドルを超える運用資産を運用しています。
同社は、世界を代表する金融サービス企業を対象としたテーマ型投資を展開しています。2013年に、Milton Berlinski、Peter Aberg、Alex Chulackの3氏が、それぞれ金融サービス業界におけるアドバイザリー業務および投資業務で培った豊富な経験をもとに設立しました。創業パートナーは平均38年以上にわたり、幅広い金融サービス分野でアドバイザリーおよび投資に携わってきた実績を有しています。