アウトルック

2019 Global Market Outlook

The late-late cycle show
景気サイクルの最終章

ラッセル・インベストメントの投資戦略チームが、世界経済および資本市場に対する見通しをまとめて、四半期毎にお届けいたします。

GMO Category Tiles

 

サマリー

2019 グローバル・マーケット・アウトルック

2018年に高まったボラティリティは、2019年も続く可能性が高く、景気サイクル後期のリスクには留意する必要があると考えるものの、依然として投資機会は認められます。しかし、その機会は捉えるためには、規律と堅固な意思決定プロセスが必要な局面になると見ています。

果汁は絞る価値があるか? (Is the juice worth the squeeze?)

これは、運用会議でよく聞かれる質問であり、2019年に強調すべきものです。潜在的なリターンはリスクに見合うものとなるのか。それは投資をするにあたり最も基本的な質問です。FRBが四半期に1回の利上げペースを守っていることで、ますますリスクは増大しており、現在最後のリターンの一滴が搾り取られていると感じても不思議ではない状況にあると考えられます。

簡単な選択肢などはありません。キャッシュ・リターンは世界のどの地域でも低く、米国の株式市場は過大評価されており、クレジット・スプレッドは小さく、収益予想は危険なほど楽観的です。また、国債利回りは、景気後退期のインフレ圧力から脅威にさらされています。

ポートフォリオを管理することは容易なことではありません。長期的な期待リターンの見通しが悪いのであれば、少ない投資機会を最大限に活用する必要があります。しかしながら、相場の天井で売却するが如く市場の動きを予見して動くことができると考えるののもまた賢明なことではありません。

最良の対応方法は、ポートフォリオマネジメントの3つの本質的な側面に焦点を当てることであると考えられます。つまり、(1) 分散投資、(2)運用執行(インプリメンテーション)、(3)意思決定プロセス、のことです。投資家は幅広いリターン源泉に対するエクスポージャーを維持し、1ベーシス・ポイントをも節約する効果的な運用執行を行い、市場のリスクが高まるにつれて、ダイナミックな投資の意思決定プロセスを活用してそうしたリスクを回避していく必要性があると考えています。

ラッセル・インベストメントのサイクル(中期/景気循環)、バリュエーション(長期/割高・割安)、センチメント(短期/投資家心理)(CVS)の3要素から成る投資戦略決定プロセスは、次のような質問を私たちに投げかけます。

  • その投資は割安か、割高か
  • サイクルは追い風なのか、逆風なのか
  • 市場のセンチメントは自信過剰か、あるいは過度に悲観的か

私たちのCVSプロセスは、合理的な指針として投資戦略の立案に貢献してきました。私たちは、無論割安な資産クラスを割高な資産クラスよりも選好しますが、もしサイクル面で高評価できる場合には、米国株式やクレジットなど、割高な資産クラスでも保有する用意がありました。そして、センチメントは市場の調整を利用する助けとなりました。私たちは、2月に売られ過ぎた逆張り的なセンチメント指標から良い買いシグナルを発見し、2018年後半現在、もう同様のシグナルが点滅するのを見守っているところです。

ラッセル・インベストメントでは、米国経済が景気後退期に入るのは2020年に入ってからとなる可能性が高いと考えているため、2019年に過度にディフェンシブになるのは時期尚早だと考えています。景気サイクル後期にインフレ圧力が高まるにつれて、米国債投資にはやや弱気になってきており、世界の利回りが低水準にあることを考えると、米国以外の国ではなおさら弱気になっています。

課題は、避けられない下落局面に備えながら、景気サイクル後期のリターン源泉を最大限に活用することにあると考えられます。そして、それは、構造化された規律あるプロセスに依存することをも意味します。究極的には、絞る価値があるほどの果汁がそこにあるかどうかを評価することであると考えています。

 

※ 上記の正式原本は以下英語版のものであり、翻訳文は原本を理解する上での参考資料です。原本と翻訳に矛盾が有る場合は、原本が優先します。
https://russellinvestments.com/us/global-market-outlook

続きは上記PDFをダウンロードし、ご覧ください。

Site preferences