プライベートアセットの流動性

ご留意事項 必ずお読み下さい 

2019年3月4日
山浦 厚能、オルタナティブ・アドバイザリー部 ディレクター、オルタナティブ  インベストメント コンサルティング

当社は、非常に長期の実績でみると、プライベートアセットに流動性プレミアムがあることをInvestment Beliefsとして確信しており、ポートフォリオに組み入れることで、リスク・リターン特性を高める効用があると考えている。しかし、流動性がないという理由で投資を避ける投資家が多いことも事実である。

しかし、実際に全ての資産(プライベートアセットに限らない)を売却するのではない限り、ポートフォリオ全体の流動性を考慮したうえで、一定程度のプライベートアセット投資枠を設けても良いのではないだろうか。

流動性というと資産売却の可能性に目が行きがちであるが、確かにプライベートアセットを売却できるかという点で流動性は限られているものの、プライベートアセットがもたらすキャッシュリターンが非常に安定していた、つまり、ポートフォリオ全体の資金支払いニーズに対して、安定したキャッシュ払い出しの提供を通じた貢献をしていたというポイントを見逃してはいけない。

例えばGFC1のような時期においても、プライベートアセットはキャッシュの払い出しによる一定のリターンを生み出してきた2。他にも、売却ができないことで、リバランスの難易度が高いという懸念もあるだろう。しかし、プライベートアセットから生じるキャッシュリターンとポートフォリオ全体のキャッシュフローニーズを理解していれば、プライベートアセット自体を大きくリバランスさせる必要がないことを当社では実際の運用経験から学んでいる。

 

詳しくは弊社の季刊紙「コミュニケ(日本版)」の2018年秋号「プライベートアセットの流動性」で取り上げておりますので、この機会に是非ご一読ください。

1Global Financial Crisis の頭文字で、2008年のリーマン・ショックおよび一連の世界的な金融危機局面を指す。
2出所:「コミュニケ(日本版)2018年秋号「プライベートアセットの流動性」図表3:3つのFOFの組み合わせのキャッシュフロー等

 

Site preferences