ポートフォリオ・
インプリメンテーション(執行)の強化
マルチ・マネジャー・ポートフォリオの集中管理
Enhanced Portfolio Implementation(EPI)とは何か。
Enhanced Portfolio Implementation (エンハンスト・ポートフォリオ・インプリメンテーション、“EPI”)フレームワークは、運用機関の見識とインプリメンテーションを株式ポートフォリオ全体で分離するよう設計されています。このフレームワークでは、個々の運用機関が定期的に投資アイデアを反映したモデル・ポートフォリオを提出し、それらが単一口座で集中管理・実行されます。
EPIフレームワークの特徴
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アルファの維持とコスト削減の実現
取引とポートフォリオ管理を集中させることで、EPIは取引量と執行コストを削減し、運用機関間での相殺取引の回避を図ります。これにより、カストディコストの削減やポートフォリオ回転率の低減が達成され、コスト効率が向上します。また、資金流入・流出や運用機関への配分変更の管理が全体ポートフォリオレベルで簡素化され、効率が向上します。
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ポートフォリオ管理とカスタマイズの強化
EPIフレームワークでは、ファクター・オーバーレイや除外設定を複数の運用機関ポートフォリオではなく、ポートフォリオ全体レベルで適用することが可能です。これにより、ESGやセクター・地理的な偏りに対するリスク管理やレポートが改善されます。
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コスト削減の可能性
運用機関はモデル・ポートフォリオを提出することにより物理的な取引を行う必要がないため、業務負担が軽減され、管理手数料の削減も見込めます。EPIアプローチはまた、投資家が手数料交渉を強化する機会も提供します。
経験豊富でリソースの充実したインプリメンテーション・パートナー
経験豊富なチーム
ラッセル・インベストメントは、EPI管理において15年以上の経験を有しています。私たちのチームは、100以上のポートフォリオにわたり1,020億ドルを超える(2024年6月末時点)運用資産を管理しており、ファンドや投資一任業でもEPIフレームワークを導入しているため、ラッセル・インベストメントのお客様はこの革新的なプロセスの恩恵を受けています。
運用機関の専門性
ラッセル・インベストメントは35年以上にわたり、日本の投資家に対して優れた運用機関を選定し、ポートフォリオ内でアルファを実現するためのサービスを提供してきました。EPIには130以上の運用機関が参加しており、顧客のニーズに応じて参加運用機関を増やし続けています。
運用力とインプリメンテーション力の融合
投資目標を達成するためには、インプリメンテーションの実践が市場分析や運用機関リサーチの深い知識と同様に重要と考えています。ラッセル・インベストメント独自のEPIフレームワークは、グローバルな経験を持つ取引チームによって運営され、幅広いポートフォリオ管理の専門能力によって支えられています。