市場の勝者を選ぶ？
全ての分野で優れた能力を有する運用会社は稀です。それぞれの分野で優れた運用会社を見い出し、それらをバランスよく組み合わせてポートフォリオを構築する方が安定したパフォーマンスをあげる可能性が高いと考えられます。東京オリンピック2020の結果を例にして見てみましょう。
陸上の各専門競技の金メダリストの記録は、十種競技の金メダリストの各競技の記録を上回っています。つまり、その分野のスペシャリストはジェネラリストよりも優れていることが示唆されます。これはスポーツにおけることですが、資産運用の世界に通じることでもあると考えています。
十種競技の金メダリストの記録に対する各専門競技の金メダリストの記録
投資信託の選び方
新聞の投資信託欄には無数の投資信託があり、経済誌などでも詳しい説明を織り交ぜて紹介されていますが、どれも素晴しい商品に見えてなかなか絞り込めない、そのようなご経験はないでしょうか。
投資信託の選び方資産運用について詳しく知りたい方はラッセル・インベストメント・アカデミーをご覧ください。
ラッセル・インベストメント・アカデミー
上記は東京2020オリンピック競技大会における男子競技の記録です。 出所：Tokyo Olympic Games results 2021 https://olympics.com/ja/olympic-games/tokyo-2020
運用会社の専門性は、投資対象地域、上場市場と非上場市場、規模、業種、運用スタイル（バリュー株とグロース株など）によって大きく異なります。そのため、ポートフォリオを構築する際には、運用会社の調査と選択が重要な要素となります。
米国の大型株に投資する優れた運用会社が、日本の小型株運用においても最適な運用会社ということではないかもしれません。
投資家の皆様におかれましては、資産運用における多様な専門性を活用するために、複数の運用会社を組み合わせた投資信託を検討することも選択肢のひとつになると考えられます。