ラッセル・インベストメントは、ハミルトン・レーンと戦略的パートナーシップを締結し、プライベート・マーケット運用能力の強化を加速します

 

※以下は、米国時間2021年3月30日にラッセル・インベストメント(米国)のHPに掲載されたプレスリリースを翻訳したものです。原文はこちら

当パートナーシップは、ラッセル・インベストメントのクライアントに資産クラス横断的で革新的な運用ソリューションを提供します

ハミルトン・レーンはラッセル・インベストメントの9千万ドルの株式を取得します

米国ワシントン州シアトル; ペンシルベニア州バラ・シンウィド –  2021年3月30日–アウトソーシングCIO(OCIO)の主要プロバイダーでもあるグローバルな運用ソリューション提供機関であるラッセル・インベストメント(Russell Investments)と、大手プライベート・マーケット運用会社であるハミルトン・レーン(Hamilton Lane(NASDAQ:HLNE))は本日、ラッセル・インベストメントの世界中のクライアントに対して、業界をリードするハミルトン・レーンのプライベート・マーケット運用ソリューション、データ主導のリサーチ、革新的なテクノロジー・ツールへのアクセスを提供する戦略的パートナーシップを発表しました。

ハミルトン・レーンの包括的なプライベート・マーケット機能は、資産クラス横断的に卓越したオープン・アーキテクチャ-運用ソリューションを提供することにより、ラッセル・インベストメントのクライアントに対する価値提案力 (Client Value Proposition)をさらに強化します。ハミルトン・レーンによるラッセル・インベストメントへの9千万ドルの投資は、この戦略的パートナーシップへのコミットメントの強さを反映しています。

ラッセル・インベストメントの会長兼最高経営責任者(CEO)であるミシェル・サイツ(Michelle Seitz)は、次のように述べています。 「市場の複雑化と財務基盤の強化に関するニーズの高まりを踏まえ、受託者はカスタマイズされ差別化された運用ソリューションをシームレスに提供できるパートナーを探しています。このパートナーシップは、包括的で最先端の運用ソリューションとリスク管理をクライアントに提供するという85年に亘る私たちの受託者責任へのコミットメントを反映しています。結果として得られる広範なプライベートおよび上場市場における運用機能へのワンストップ・アクセスは、今日の業界では比類ないものであると考えています。」

サイツによれば、機関投資家はますます自身のコア・ビジネス・コンピテンシーに焦点を合わせており、戦略的投資パートナーとのより包括的な関係構築を望んでいます。このため潜在的な市場規模は大きいことが推測されます。 McKinsey&Companyの調査によると、最大100億ドルの資産を持つアセットオーナーの76%は、投資活動を外部委託していませんi。 Boston Consulting Groupはまた、運用ソリューション提供業務が今後5年間で資産運用業界の中で最も急成長するセグメントの1つになると予測していますii

プライベート・マーケットは投資家ポートフォリオの重要な要素であり、当パートナーシップは、プライベート・マーケットの投資機会と当該資産クラスへの配分の両方が成長し続ける最中に誕生します。 2008年以降、プライベート・マーケットに配分された資本は2.5兆ドルから7.7兆ドルへと3倍になりましたiii。プライベート・マーケットという資産クラスは、投資家にとって意味のあるリターンを生み出す能力を引き続き示しています。ハミルトン・レーンのデータは、プライベート・エクイティとプライベート・クレジットが、過去20年のヴィンテージ・イヤーのうち19年において、MSCIワールド(PME)とクレディスイス・レバレッジド・ローンPMEをそれぞれ上回っていることを示していますiiii

ハミルトン・レーンのCEOであるマリオ・ジャンニーニ(Mario Giannini)は、次のように述べています。「ハミルトン・レーンは、世界中の幅広い投資家の方々にプライベート・マーケットへのアクセスを提供することに特化しています。このパートナーシップは、その目的をサポートするもう1つのエキサイティングな展開です。ハミルトン・レーンの運用能力と専門知識は、ラッセル・インベストメントの強力なアウトソーシング運用ソリューション機能とともに、世界中のラッセル・インベストメントのクライアントにグローバル・プライベート・マーケットに対する強力で統合されたアクセスを可能にするものです。」

ラッセル・インベストメントのクライアントは、ハミルトン・レーンのグローバル運用プラットフォームへのアクセスとすべてのプライベート・マーケット戦略およびセクターに亘る深い専門知識、ならびにハミルトン・レーンのプライベート・マーケット・リスクおよびポートフォリオ構築ツールへのアクセスを享受いただけることになります。ハミルトン・レーン独自のテクノロジーによって強化されたラッセル・インベストメントの全社的リスク管理(Enterprise risk management (ERM))システムにより、クライアントの方々は、それぞれの運用目標の達成に向けて、広範なオープン・アーキテクチャ-型の上場およびプライベート・マーケット運用プラットフォームを活用することが可能となります。

ラッセル・インベストメントは過去85年間、クライアントの皆様の財務基盤の強化に注力してきました。そしてそれは、ハミルトン・レーンを信頼される方々の経済的幸福を高めるというハミルトン・レーンがかねてより表明している企業目標と一致しています。両社はまた、卓越したクライアントサービスを提供し、世界中のクライアントの皆様にカスタマイズされたソリューションを提供するというコミットメントをも共有しています。

「ラッセル・インベストメントとハミルトン・レーンは、クライアントのニーズを私たちが行うすべてに優先して位置付けています。」とサイツは述べています。「サイツはまた、私たちは、業界で最も洗練された運用機能とツールへのアクセスを民主化することに専念しています。これは、世界で最大級のアセットオーナーの方々と協力して数十年に亘って磨き上げてきた当社の機関投資家向け運用ソリューション機能の提供を、より多くの中規模機関投資家やウェルス・マネジメント・パートナーおよびそのクライアントの方々にまで広げていくことを意味していると考えています。」  と述べています。

ラッセル・インベストメントについて
ラッセル・インベストメントは、主要なアウトソーシングCIO(OCIO)パートナーであり、世界中の機関投資家、金融仲介業者、個人投資家に幅広い運用機能を提供するグローバル運用ソリューション提供機関です。 ラッセル・インベストメントは、85年に亘る継続的なイノベーションによるレガシーに基づき、クライアントに卓越した価値を提供し、クライアントの財務基盤を強化するために日々業務に取り組んでいます。当社は世界第5位の運用アドバイザーであり、32か国の顧客向けに、2.5兆ドルの運用アドバイス対象資産(2020年6月30日現在)と3,237億ドルの運用残高(2020年12月31日現在)を有しています。米国ワシントン州シアトルを本拠地とするラッセル・インベストメントは、ニューヨーク、ロンドン、東京、上海を含む世界19都市に拠点を構えています。 詳細については、www.russellinvestments.comをご覧ください。

ハミルトン・レーンについて
ハミルトン・レーン(NASDAQ:HLNE)は、世界中の洗練された投資家に革新的なソリューションを提供する大手プライベート・マーケット運用会社です。当社は29年間プライベート・マーケット投資に特化しており、現在、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、中東のオフィスで働く440人以上のプロフェッショナルを有しています。ハミルトン・レーンは、2020年12月31日現在、約760億ドルの投資一任資産と約5,810億ドルのアドバイザリー対象資産から構成される合計約6,570億ドルの運用残高を有しています。ハミルトン・レーンは、クライアントにプライベート・マーケットにおける戦略、セクター、地域に跨る横断的なアクセスを提供する柔軟な運用プログラムの構築に特化しています。詳細については、www.hamiltonlane.comにアクセスするか、Twitterでハミルトン・レーンをフォローしてください:@hamilton_lane

将来の見通しに関する記述に関する注意事項
このリリースの一部の記述は、1933年証券法のセクション27A、1934年証券取引法のセクション21E、および1995年の民事証券訴訟改革法の意味の範囲内で「将来の見通しに関する記述」を構成する場合があります。 「意志」、「期待」、「信じる」および同様の表現は、これらの将来の見通しに関する記述を識別するために使用されます。将来の見通しに関する記述では、現在の期待と予測について説明しています。すべての将来の見通しに関する記述は、既知および未知のリスク、不確実性、および実際の結果が大きく異なる可能性のあるその他の重要な要因の影響を受けます。これらの将来の見通しに関する記述は、2020年3月31日に終了した会計年度のハミルトン・レーンのフォーム10-Kの年次報告書と証券取引委員会に随時提出されるその後の報告書における「リスク要因」という見出しの下のパートI、アイテム1Aに開示されたリスクと不確実性の文脈で評価する必要があります。 このリリースに含まれる将来の見通しに関する記述は、本書の日付の時点でのみ作成されています。 当社は、法律で別途要求されている場合を除き、新しい情報または将来の出来事の結果として、将来の見通しに関する記述を更新または改訂する義務を負わないものとします。

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i 出所: McKinsey and Cerulli (2020)
ii 出所: Boston Consulting Group (2020 Global Asset Management report)
iii 出所: Preqin.com (June 2020)
iiii 出所: Hamilton Lane Data, Bloomberg (January 2021)