ザック・バックワルド(Zach Buchwald)がラッセル・インベストメントの会長兼CEOに就任

※以下は、米国時間2023年2月8日にラッセル・インベストメント(米国)のHPに掲載されたプレスリリースを翻訳したものです。原文はこちら

これまでブラックロック(BlackRock)の北米機関投資家部門を率いたバックワルドは、資産運用分野における豊富なリーダーシップ経験を活かして、グローバルに資産運用ソリューションを提供するラッセル・インベストメントにおける次の成長段階を牽引してまいります。

2023 年 2 月 8 日 — ラッセル・インベストメント(本社:米国ワシントン州シアトル市)は本日、ザック・バックワルド(Zach Buchwald)が最高経営責任者(CEO)および取締役会会長に選任されたことを発表しました。バックワルドは、昨年後半に退任したミシェル・サイツ(Michelle Seitz)の責務を引き継ぎ、87年間の歴史を誇るラッセル・インベストメントの8代目のCEOとして、5月1日よりシアトルのグローバル本社で指揮を執ってまいります。

ラッセル・インベストメントのお客様本位の運用アプローチは、アウトカム(運用成果)重視の資産運用ソリューションへの需要が高まっている現在のトレンドと合致しており、グローバルな資本市場においてアジリティ(機敏性)を活かし、リスクが管理されたトータル・ポートフォリオ・マネジメントが要求される中で、バックワルドは新しいCEOとして、ラッセル・インベストメントのさらなる成長を推進します。

2016年にレバレンス・キャピタル・パートナーズ(Reverence Capital Partners)と共同でラッセル・インベストメントを買収したTAアソシエーツ(TA Associates)でマネージング・ディレクターを務めるトッド・R・クロケット( Todd R. Crockett)は、「資産運用分野におけるイノベーションをもたらした実績を誇るラッセル・インベストメントにとって、バックワルドは理想的なリーダーです」と述べた上で、「私たちは、バックワルドのCEO就任を喜ばしく思うと同時に、同氏のリーダーシップの下で、プレジデント兼最高投資責任者のケイト・エルヒロー (Kate El-Hillow)や経営チームの他のメンバーと共に、ラッセル・インベストメントが卓越した顧客体験をご提供することに注力しながら、新たな成長段階に進むことを大いに期待しています」、と付け加えました。

ブラックロックでマネージング・ディレクターを務めたバックワルドは、次のように述べています:「ラッセル・インベストメントの一員となることができ、非常に光栄です。私は常に、運用コンサルティング、OCIO、ポートフォリオ・マネジメント、およびその他多くの分野でパイオニア企業であるラッセル・インベストメントが持つユニークな実績を高く評価してきました。今日のラッセル・インベストメントは、トータル・ポートフォリオの投資アプローチへのコミットメントにおいて業界において際立った存在であり、このアプローチは、現在の相互に影響する投資ユニバースにおいて欠くことができないものだと考えています。私は、ラッセル・インベストメントの革新的なチームと共に、先進的な投資機能を活用して、お客様が投資目標を達成するための支援ができることを非常に嬉しく思っています。」

バックワルドは、ラッセル・インベストメントのCEOに就任する以前は、ブラックロックにおいて北米地域の機関投資家部門を率い、同社の機関投資家顧客に対してブラックロックの投資機能を提供する職責を担いました。それ以前には、同社の金融機関グループの責任者を務め、さらにその前には「退職者向けソリューション」および「金融市場アドバイザリー」の両プラットフォームの立ち上げに携わりました。バックワルドは、そのキャリアの大部分を退職者の財務的な安全性の向上のために捧げてきましたが、これはラッセル・インベストメントの企業ミッションにおいても中心となるテーマです。

ブラックロックではさらに、同社のグローバル運営委員会および米国/カナダ地域執行委員会の委員や、LGBT従業員ネットワークのスポンサーも務めました。

バックワルドは、2008年にブラックロックに入社する前は、モルガンスタンレー(Morgan Stanley)のマネージング・ディレクターとして同社の債券部門において様々な重責を担い、最終的には同社のローン担保証券(CLO)プラットフォームの最高責任者を務めました。

ラッセル・インベストメントでプレジデント兼最高投資責任者を務めるケイト・エルヒローは、次のように述べています:「バックワルドのCEO就任は、ラッセル・インベストメントのお客様にとって素晴らしいニュースです。バックワルドは、お客様が求める運用成果を実現するために、資産運用ソリューションのイノベーションを進めてきた実績を誇る人物で、共に仕事ができることを楽しみにしています。ラッセル・インベストメントは、世界中の投資家の皆様からの高度なご要請に対応するために、最先端の資産配分機能、運用機関調査における比類ない洞察、他社に先駆けたファクター投資への進出、優位性を持つポートフォリオ執行能力に至る広範な分野でイノベーションを追求し実現してきましたが、バックワルドはこれらの取り組みをさらに推進する上での専門性も有しており、まさに適任者です。」

レバレンス・キャピタル・パートナーズでマネージング・パートナーを務めるミルトン・R・バーリンスキ(Milton R. Berlinski)も、次のように付け加えました:「私たちは、幅広い分野から適任者を探した結果、お客様の財務基盤を強化するというラッセル・インベストメントのミッションと完全に合致し、実証済みのリーダーシップ・スキルと豊富な資産運用業務経験を持つCEOを見出すことができました。バックワルドは、他の経営陣と共に、CEOに着任するその日から、ラッセル・インベストメントのお客様本位性や現在の成長モメンタムをさらに強固なものとすることを確信しています。」

ラッセル・インベストメントについて

ラッセル・インベストメント グループは、年金、金融機関および個人投資家など様々な投資家の皆様を対象に総合的な資産運用サービスを提供しています。 運用会社調査、資産運用、オルタナティブ投資、確定拠出年金、資産運用コンサルティング、売買執行管理など、提供サービスは多岐にわたります。弊社は、これら複数の運用サービスを組み合わせ、ポートフォリオレベルで投資家のニーズにお応えするマルチ・アセット・ソリューションをご提供しています。弊社のマルチ・アセット・ソリューションは、ポートフォリオ全体を俯瞰しながら、運用戦略をつぶさに分析することで、より多くの投資機会を発掘し、高い柔軟性とさらなる分散効果の向上を目指して構築されています。米国ワシントン州シアトルを本拠地とし、運用資産総額は約36兆円※1です。
日本においては1986年に東京オフィスを開設。現在、ラッセル・インベストメント株式会社を通じて各種サービスを提供しています。詳しくはhttps://russellinvestments.com/jp をご覧ください。


※1 2022年12月末現在 グループ合算 為替換算レート:131.94円/ドル、運用資産残高には、オーバーレイ運用を含みます。