DB年金アンケート調査
アセットオーナーは 運用の高度化に向けて 何を目指すべきか?
日本のDB年金における資産運用の課題と展望
アセットオーナーは運用の高度化に向けて何を目指すべきか?
日本の企業年金制度は、大きな変革の時を迎えています。2024年のアセットオーナー・プリンシプルや2025年の受託者責任ガイドラインの改訂など、ガバナンスの強化や透明性向上、より高度な運用が求められる動きが加速しています。私たちがオルインWebと共同で実施したDB年金調査では、企業年金が直面する最も深刻な課題の一つとして、限られた内部リソースが浮き彫りになりました。本レポートは、これからの年金運用における課題と機会を整理したものです。
主要なポイント
2024年10月ー11月調査実施
多くのDB年金が運用開始後のポートフォリオ管理に対して課題を感じていることが明らかとなった。複数の運用商品のモニタリングや管理に加えて、ポートフォリオ全体のリスクやパフォーマンスの適切な管理を行うことは複雑なプロセスになる傾向があることが背景にある。
資産運用に関して最も重要な課題は「スチュワードシップ活動」、「モニタリングとリスク管理」、「ステークホルダーへの情報開示」であった。
「適切な運用方法/運用商品の選択」については、特に100億円未満のDB年金では45%と高い割合で選ばれており、場合によっては資産規模の小ささがネックとなり、運用手法/運用商品の十分な分散が困難であったり、運用商品選択に何らかの課題が生じていると考えられる。
多くの年金基金は、ポートフォリオの管理を支援するために、より専門的なスキルを活用する必要があると認識しており、その対応として外部リソースの活用を積極的に検討している。
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